ごぼうの生産量日本一は青森県、二位が茨城県です。(※2017年時点)
『ごぼうのおかげ』は、この二大産地のごぼうを使用しています。
しかしながら選定理由は、生産量ではありません。
日本百名山の一つに数えられる
青森県の八甲田山。
その東に広がる十和田市・七戸町(しちのへまち)・東北町・三沢市・六ケ所村が『ごぼうのおかげ』のふるさとです。
火山活動で形成された十和田湖を抱くこの土地は、火山灰でつくられた豊かな黒土が特長。
冬場は雪に閉ざされて雪解け水で洗い清められる土壌や昼夜の寒暖差も美味しいごぼうが育つ特長のひとつです。
もう一つのふるさとは
茨城県行方市(なめがたし)。
琵琶湖に次ぐ大きさの湖である霞ヶ浦の東に広がるこの土地は、関東ローム層の赤土が特長的。一年を通して吹き付ける筑波おろしで土壌は常に渇いた状態に。水はけの良い環境で育つため、ごぼう成分が凝縮され、美味しいごぼうに育つのです。
甘くて香り高いごぼう茶をつくりたい。『ごぼうのおかげ』にかけた思いが青森県と茨城県の二つの産地につながりました。
青森県・茨城県それぞれのあじかん契約農家さんが
『ごぼうのおかげ』用のごぼうを育てています。
その栽培方法は、すべてあじかんだけのオリジナル仕様。
市場に流通しているごぼうは、一般的に直径2.2cmのMサイズですが、
あじかんが使用するごぼうは主に、直径2.5~3cmのL、2L、3Lサイズで長さも1m前後の大型サイズです。
このように太くて長いごぼうをつくるには、土壌を深く掘り下げ、
畝(うね)の間隔・種蒔きの間隔を空けることが必要で、効率を度外視した贅沢な栽培を行っているのです。
また、ふかふかの土壌があってはじめて、まっすぐで立派なごぼうが育ちます。
栽培が始まる前の冬場から土づくりをはじめ、生育期間中には手作業による草取りや害虫駆除を欠かさずに実施。
『ごぼうのおかげ』は農家さんの地道な努力に支えられているのです。