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認知症は防げる?すぐできる対策は?

65歳以上の3人に1人が認知機能にかかわる症状がある※ともいわれる今、認知症は他人事ではなく、誰もがなり得る病気。 国が取り組む認知症の「予防」とは、認知症になるのを遅らせ、発症しても進行を緩やかにするという意味もあります。正しい知識を身につけ、いつまでも自立した毎日を送りましょう。

※認知症とMCI(軽度認知障害)の人を合わせた割合(2022年度)

主な認知症は4種類
アルツハイマー型は約7割

認知症と聞いて多くの人が思い浮かべる「アルツハイマー型」は認知症の70%近くを占め、 長年かけて脳内に蓄積された老廃物アミロイドβによって起きます。
20%近くを占めるのが脳梗塞や脳出血が原因の「血管性」、その他、レビー小体の蓄積による「レビー小体型」や 前頭葉や側頭葉で神経細胞が減少する「前頭側頭型」などもあります。

認知症のイメージ

MCI(軽度認知障害)の段階で適切な対策を

認知症と診断される一歩手前の状態をMCI(軽度認知障害)と呼びます。放っておくと認知症に進行しますが、適切な対策をすれば健常な状態に戻ったり進行を遅らせたりすることが期待できます。
MCIの段階で早期発見するには、日常生活に支障がなくても、もの忘れが気になったら、かかりつけ医やもの忘れ外来を開設している医療機関を受診しましょう。どこに行けばよいかわからない場合は、65歳以上なら地域包括支援センターに相談できます。

毎日の生活管理で認知症も生活習慣病も予防

認知症の中でも特にアルツハイマー型や血管性は、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病との関連が指摘されています。
栄養バランスのとれた食生活と身体を動かす習慣は、健康維持の基本。アミロイドβは睡眠中に排出されるので、睡眠の質や時間も大切です。昼間はしっかり動き、夜は6時間以上8時間未満を目安に睡眠を。また、視力や聴力が低下すると、脳に入ってくる情報や刺激が減ります。目や耳の機能維持、適した眼鏡や補聴器の活用も重要です。認知症のリスクを下げるのは、このような毎日の生活管理です。

たくさんの種類の
食品を摂って認知機能の
低下を予防

食事の内容は脳の構造や機能に深く関わっており、腸と脳が互いに影響し合うこともわかってきました。 多種類の食品を食べる人ほど認知機能の低下が抑制されたという報告もあります。
65歳くらい以降は栄養不足に気をつけながら、さまざまな食品をバランスよく。1日3食のうち2食以上は主食・主菜・副菜で構成された食事を。それでも栄養不足が気になる場合は栄養補助食品の活用も検討するとよいでしょう。

いろいろな週類の食品を摂りましょう

身体を動かす習慣や人との交流も欠かさずに

ウォーキングなどの有酸素運動、スクワットやかかと上げに代表される筋トレ、ダンスなど、いろいろな種類を組み合わせるのがおすすめ。引き算やしりとりをしながら身体を動かす〝コグニサイズ〟にもトライしませんか。 運動は1回1時間、週に3日以上、24週間以上続けるのが望ましいとされていますが、無理をせず少しずつ時間や頻度を増やしていきましょう。
パズルやゲームなどの〝脳トレ〟は一時的に認知機能を改善する効果が期待されています。知的好奇心を大切に、趣味を楽しみ、外出や人との交流を欠かさず、同居人以外とも会話の機会をもちましょう。

運動習慣のイメージ

医学博士。慶應義塾大学医学部卒業後、医師として東京慈恵会医科大学リハビリテーション科勤務を経て、クリニックでの診療と企業の産業医業務を行う。健康科学アドバイザーとして本の執筆や講演にも取り組み、家庭医学や健康についての解説、とり入れやすい生活改善法をわかりやすく伝える活動を続けている。日本医師会認定産業医、 日本医師会認定健康スポーツ医、日本人間ドック学会人間ドック健診専門医、日本リハビリテーション医学会専門医、日本東洋医学会漢方専門医く伝える活動を続けている。 日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本人間ドック予防医療学会人間ドック健診専門医、日本リハビリテーション医学会専門医、日本東洋医学会漢方専門医